副腎疲労症候群、このような病気を皆さんはご存じでしょうか?
これに罹ってしまうと精神的に参ってしまう人も多く、
うつ病だと思って診察を受けたらこの副腎疲労症候群だったというケースも多いようです。
この記事では、副腎疲労の改善方法や予防に効果的なお食事、そしてサプリメントなどについて調べてみました。
なかなかとれない疲れは副腎疲労症候群?
疲れがとれない、立ち眩みがする、熟睡できない、イライラする。
こんな症状がある人は、副腎疲労症候群かもしれませんよ。
それ以外にも、アレルギーがひどくなる、風邪をひきやすくなった、といった、やっかいな症状がたくさんあります。
休んでも休んでも、疲れがずっととれないというのは、この病の最も特徴的な症状です。
まず、その原因について考えてみましょう。
副腎疲労症候群はストレスが原因

milkteaさんによるイラストACからのイラスト
原因は何といっても精神的なストレスなのです。
睡眠不足などによる肉体的負担、そして栄養不足・喫煙・日常的な薬の服用といった生活習慣が重なることによって引き起こされると言われています。
それ以外には、炭水化物やカフェインの摂り過ぎも考えられます。
副腎に大きな負担をかけてしまうからです。
副腎疲労症候群を治す食事法とは?
炭水化物(糖質)のコントロールが重要になります。
糖質の摂り過ぎによってインスリンが多く分泌されるからです。
インスリンはコルチゾールの分泌を妨げてしまうので、副腎疲労が悪化してしまいます。
そこで食事は糖質を抑えたメニューにするよう心掛けましょう。
スイーツには砂糖が多く含まれていますし、白米は食べすぎると血糖値が上がってしまいますので注意が必要です。
時々、雑穀米などに変えてみたりすることも効果的です。
朝食には、糖分の多い食品は避け、タンパク質、脂質をしっかり摂るようにすることで、血糖値の上昇を抑えて、さらにインシュリンの分泌も抑制します。
夕食には、米や芋などがおすすめです。
それは吸収力のゆっくりした糖質を食べることでコルチゾールの分泌を低下させ寝付きをよくすることも出来るからです。
ただ、あまり食事ばかり気にしすぎると、かえってストレスが溜まって逆効果になる場合もありますので、注意が必要です。
副腎疲労症候群はサプリメントだけでも治る?
副腎疲労症候群の人が検査を受けると、血液検査の値が非常に悪いというケースが多くみられます。
そのため食事だけでは満足できる治療の成果をあげることが出来ない場合もあります。
そういった時にはサプリメントの服用が重要になってきます。
副腎疲労症候群には、ビタミンC、ビタミンB5、ナイアシン、DHEAなどが効果的です。
1日あたりの摂取量の目安は、、
ビタミンCが3000mg、
ビタミンB5が1500mg、
ナイアシンが100mg、
DHEAは男性が25mg~100mg、
女性は10mg~25mgです。
サプリメントの品質にもバラツキがありますので、出来るだけ品質の良いものを選ぶことが重要です。
ただしサプリメントとはいえ、飲みすぎには注意が必要ですが、上手に取り入れれば症状の回復も早くなるでしょう。
食事やサプリメントだけではなく生活習慣も大事 -まとめ-

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この病気の治療には食事・サプリメントが重要であるとお話しさせていただきましたが、その他に生活習慣の
改善もとても重要です。
ついつい無理をして心にも体にも負担をかけていませんか?
まずは、副腎疲労症候群の原因を理解することが大切です。
自分なりにストレスを和らげることが出来る方法を探してみるのも楽しいかもしれませんね。
ジョギングや散歩、音楽を聴く、それに仲のいい友達とおしゃべりするという方法もありますよね。
とにかく、自分にあった楽しいものをいろいろ挑戦し、そのうえでしっかり休息を取り、体を休めましょう。
誰でも体調不良が続くと不安になるので、早めに原因を探って、しっかり対処することで、副腎疲労症候群にならない体づくりが可能です。
皆さんが健やかな毎日が過ごせるよう、お祈りしております。
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